Fit Win の新しいバージョンを公開しました!
ここでは技術的なことを書きます。 Fit Win の詳細は下記 URL をご覧ください。
Fit Win - ウィンドウを移動・サイズ変更するフリーソフト
開発言語は C#/Slim(HTML5)/Stylus(CSS3)/CoffeeScript(JavaScript) です。ただ本ソフトは Web アプリではありませんし通信もしません。デスクトップアプリなのです。C# のフォーム上に WebBrowser をのっけてその上で HTML5 アプリを動作させています。なぜそんなまわりくどいことをしたのかというと本ソフトがドラッグ&ドロップを多用したり、複雑な描画を行うリッチ GUI アプリだからです。実際 C# のみで書いた過去のバージョンに比べて、本バージョンのコード行数は3分の2に減っています!適切な言語選択の重要性を痛感しましたね。( XAML 使えよってツッコミが入りそうですが使ったことないんですよね。 CSS 並の表現力と jQuery 並の DOM 操作力はあるんでしょうか?)
IE12 で HTML5 たくさん実装されないかなー、でもって Windows 7 にもインストールできないかなー。技術的なことって何書いたらいいのかわからないのでコメントいただければ書くやもです。
最後に本ソフトの開発環境である HTML5/CSS3/JavaScript on C# WebBrowser のメリット・デメリットです。
メリット
- デスクトップアプリなのに HTML5/CSS3/JavaScript を使ったリッチ GUI アプリを作れる
- JavaScript でセキュリティ上不可能なことができる
デメリット
- 一般的ではなく、情報が少ない
- C# から JavaScript の関数を呼んだり、 JavaScript から C# のメソッドを呼んだりと見通しが悪い
- WebBrowser のデフォルトの挙動(ショートカットやコンテキストメニュー)の部分的な無効化がバッドノウハウのかたまりになってしまった